（焼そば　その１６）

○　「ソース焼そば　２種類のソース」（セイコーマート）

　北海道のコンビニといえばセイコーマート。そのセイコーマートのオリジナルカップ麺の一つであるソース焼そばが２種類のソースとなって登場しました。

　２種類のソースを使ったコクと辛みを楽しめるということですが、その楽しみに加えて北海道の工場で作ったというのが嬉しいですね。道産は何でも美味しそうですので。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして液体ソースをかけます。ソースを麺に満遍なく絡むように混ぜて最後にふりかけをかければ完成です。

　まずは甘酸っぱいソースの香りと青のりのとても良い香りが漂っている麺を一口いただきます。思ったよりベタつき感が無くコシがしっかりとしているといった感じです。

　ソースの味わいはほのかな甘みと同時にキレのある辛さが伝わってくるといった感じで、必要以上の濃いめの味にもなっていないのでとても美味しくいただけますね。

　具はキャベツ、紅ショウガ、青のりの３種類となっており、シャキシャキとして甘さを楽しむことができるキャベツも良いのですが、青のりの風味もとても良いです。

　ソースの美味しさと青のりの風味の良さがますます食欲をそそってくれるような一品。コンビニのオリジナル製品とは思えない完成度の高さとなっています。

○　「俺の塩　とんこつ塩焼そば　ＪＦＡ　ＡＷＡＹ編」（マルちゃん）

　サッカーワールドカップ南アフリカ大会に出場するジャパンナショナルチームを応援するということで登場。アウェイとホームの２種類のうち今回はアウェイです。

　とんこつ塩焼そばが何故にアウェイなのかはよく解りませんが、ホームと同時に２種類発売されたのでそれぞれの味を楽しむことができるというのが嬉しいですね。

　お湯を入れて１分、湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れて軽くかき混ぜ、粉末ソースを入れてよくかき混ぜてから紅ショウガを乗せたら完成です。

　早速、豚骨特有の香りが漂う麺を一口いただきます。細めでちぢれた麺はモチモチとした食感となっているとともに、麺のコシの良さというのも楽しむことができます。

　ソースの味わいも豚骨スープらしい風味をしっかりと楽しむことができ、塩加減も絶妙な感じとなっているので最後の一本まで美味しくいただけるといった感じです。

　具はイカ、キャベツ、ゴマ、紅ショウガの４種類。イカは戻し時間が１分のせいかかなり硬めの仕上がりとなっており、紅ショウガはレトルトなので本格的な味です。

　本格的な豚骨風味を楽しめるソースと豚骨ラーメンにピッタリな細麺がとてもよく合っているといった一品。歯ごたえのありすぎるイカではなく肉にすると完璧ですね。

○　「焼そば　ピリ辛味噌カルビ味」（サンヨー食品）

　具に普通の肉ではなく牛カルビを採用したカップ焼そばのシリーズなのですが、以前の味噌カルビがさらに発展してピリ辛味噌カルビとなって再登場しました。

　ガーリックと唐辛子の隠し味！といったことが書いてありました。風味の良さと絶妙な辛さというのを楽しめそうな予感がしてきましたが、はたしてその味わいは。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を剥がして特製調味だれを入れてよくかき混ぜてから最後に特製ふりかけをかけて麺によく絡ませたら完成です。

　早速、味噌とガーリックが混ざったような良い香りが漂う麺を一口いただきます。思ったよりもしっかりとしたコシのある麺となっており、モチモチ感を楽しめます。

　ソースの味わいは味噌にカルビの風味とニンニクの風味がしっかりと混ざっているといった感じで、ご飯のおかずになりそうなくらいに濃いめの味わいとなっています。

　具は牛カルビ、キャベツ、唐辛子、ゴマの４種類となっており、牛カルビは小さいのですが噛むと風味がにじみ出てくるような感じで、キャベツは食感と甘さが良いです。

　汗がジワッと出てくるようなキレのある辛さと食欲をそそるような風味の良さが心に残るような一品。ビールのおつまみにもよく合うような美味しさとなっています。

○　「俺の塩　うまみ塩焼そば　ＪＦＡ　ＨＯＭＥ編」（マルちゃん）

　サッカーワールドカップ南アフリカ大会に出場するジャパンナショナルチームを応援するということで登場。アウェイとホームの２種類のうち今回はホームです。

　うまみ塩焼そばが何故にホームなのかはよく解りませんが、アウェイと同時に２種類発売されたのでそれぞれの味を楽しむことができるというのが嬉しいですね。

　お湯を入れて１分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースを入れて軽くかき混ぜてから、粉末ソースを入れてよくかき混ぜれば完成です。

　早速、麺を一口いただきます。１分といった戻し時間だったので少し心配だったのですが、絶妙な固さとなっており、細麺なのですんなりといただけるといった感じです。

　ソースは中華料理店でいただけるような風味のある味わいとなっており、塩加減もなかなか良い感じとなっているので、最後の一本まで美味しくいただくことができます。

　具は貝柱風かまぼこ、キクラゲ、キャベツ、ニンジンの４種類となっており、貝柱風かまぼこはそれらしい味わいで、キャベツとキクラゲは食感を楽しむことができます。

　あっさりとしているのに旨みも楽しめるといった中華風のやきそばのような一品。麺と具とソースのバランスが良いので正直アウェイよりも良い味わいだと思います。

○　「焼そば　塩カルビ味　牛カルビ肉３０％増量」（サンヨー食品）

　焼そば塩カルビ味は、牛カルビの風味と絶妙な塩加減の焼そばということでお馴染みとなっていますが、今回は牛カルビが３０％増量されて再登場しました。

　３０％増量といっても元々の量がそれほどでもないのでほとんど増えたことに気づかないと思いますが、不思議と得をしたような気分になってしまうといった感じです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして特製調味だれを入れてよくかき混ぜてから特製ふりかけをかけて軽くかき混ぜれば完成です。

　早速、麺を一口いただきます。牛カルビの風味が口の中に広がってくるとともに、レモンの酸っぱさと黒胡椒のピリッとした感じも楽しむことができるといった感じです。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、少しベタつき感はあるものの柔らかすぎることがないので結構美味しくいただくことができます。

　具は牛カルビ、キャベツ、ゴマの３種類。なんと言っても主役の牛カルビはとても良い味わいとなっており、増量した分余計に楽しむことができるといった感じです。

　牛カルビの風味とレモンの酸味、そして絶妙な塩加減がとても心地良く思えるような一品。３０％の存在というのは思ったよりも大きかったような気がしました。

○　「ソースやきそば　ふりかけ付」（大黒）

　酸味の効いたソースでお馴染みだった大黒のソースやきそばなのですが、あおさのり、紅しょうが、ごまのふりかけが付いてきて再登場しました。

　香ばしいスパイスのきいたソース味といったことがパッケージに書いてありました。これにふりかけが加わるということはさらに風味が良くなりそうな気がしますね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がしてソースをかけて麺によく絡ませるようにかき混ぜます。最後にふりかけを満遍なくかければ完成です。

　あおさのりのとても良い風味が漂う麺を一口いただきます。正統派といった酸味の効いたソースは健在となっており、以前よりも薄味になったような気がします。

　また、麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、少しベタつきぎみとなっていますが、何か懐かしい味わいを楽しむことができるといった感じです。

　具はキャベツのみとなっており、シャキシャキ感とその甘さというのを楽しむことができ、ふりかけが新たに加わったのでキャベツのみでも十分だなと思いました。

　昔から味わってきたソースと麺を味わいたくなった場合にお薦めできるような一品。そして懐かしさに新たな風味が加わったのでさらに長生きしそうな感じです。

○　「エバラ黄金　中辛の味　焼き肉のたれ焼そば」（サンヨー食品）

　エ、バ、ラ、やきにくぅ～のタレ♪といったフレーズでお馴染みのエバラ焼き肉のタレが焼そばのソースとなって登場。そのまんま、焼き肉のたれ焼そばです。

　数多くある焼き肉のたれから王道のエバラを選んだということが正解。また、どっちつかずの中辛の味を選んだということも納得。あとはどんな味わいなのでしょうか。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして、液体ソースを入れて麺によく絡むようにかき混ぜてから特製ふりかけをかければ完成です。

　早速、焼き肉のたれそのまんまの香りが漂う麺を一口いただきます。醤油ベースで酸味があってピリッとした辛さも楽しめるまさにあの焼き肉のたれの味わいですね。

　麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、ベタつき感はそれほどでもないので食べやすいといった感じで、タレも結構絡むのでとても美味しいです。

　具は牛肉、キャベツ、ニンニク、唐辛子、ゴマの５種類。この味わいでこれが無ければガッカリといった牛肉が見事に入っていました。ホント、タレにピッタリです。

　美味しい焼き肉のタレを忠実に再現できていて、焼そばだということを忘れさせてくれそうな一品。ただ、ふりかけのゴマとニンニクは忘れられない存在になっています。

○　「ＵＦＯ　スパイシーポークカレー」（日清）

　日清のカップ焼そばとして長きに渡り愛され続けているＵＦＯ。そのＵＦＯから夏バテして食欲が無くなりそうな時にでもモリモリと食べられそうなものが登場しました。

　その名もスパイシーポークカレーということで、スパイスとカレーといった必ず食欲をそそられるものが２つも揃っています。これで美味しくない方がおかしいです。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして、液体ソースを入れて軽くかき混ぜ、カレースパイスを入れて麺に満遍なく絡めれば完成です。

　早速、カレーの美味しそうな香りが漂う麺を一口いただきます。思ったよりもスパイスの主張が無いので食べやすくなっており、ソースの濃さもちょうど良い感じです。

　麺そのものはノーマルタイプのストレート麺となっており、全くベタ付くことが無いのとソースが満遍なく絡まっているのでとても美味しくいただくことができます。

　具はコロチャー、キャベツ、ニンジンの３種類。なんと言っても目玉のコロチャーはカップヌードルと同じで、焼き豚の塊に近い味わいとなっているので美味しいです。

　焼そばなのに肉とカレーをしっかりと味わうことができるような一品。いつもの豚肉ではなくコロチャーにしたことにより美味しさがかなりアップしたと思います。

○　「四季物語　夏のときめき　焼そば」（マルちゃん）

　季節性のないカップ麺が多い中、春夏秋冬の旬の味をうどん、らーめん、焼そばで届けてくれる四季物語から季節限定として夏のときめき焼そばの登場です。

　青唐辛子で爽やかな、新・夏の辛口。オイスターとにんにくが調和した和風ソースで夏を表現しているとのことで、ニンニクと辛さで夏を感じることができそうですね。

　お湯を入れて３分、お湯が残ることなくしっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がして液体ソースと粉末ソースをかけて麺に満遍なく馴染むように絡ませたら完成です。

　青唐辛子の香りが漂ってくる麺を一口いただきます。青唐辛子っぽい青臭さが混じっているような味わいとなっていますが、その感じがとても新鮮で美味しさを感じます。

　具はひき肉、チンゲンサイ、ジャガイモ、パセリの４種類となっており、ひき肉の味わいもとても良いのですが、ジャガイモのホクホク感と美味しさもなかなかです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、オイスターソースと青唐辛子の辛味が程良く混ざってとても良い味わいとなっていて麺そのものの味わいも楽しめます。

　青唐辛子の風味の良さと心地良い辛さを楽しむことができるような一品。焼そばでは珍しいジャガイモが入っているというのも新しい味わいを楽しませてくれます。

○　「だしが決め手のソース焼そば」（セブンプレミアム）

　以前に「だしがおいしいソース焼そば」というのがセブンプレミアムから登場しましたが、今回は「だしが決め手」に生まれ変わって登場しました。

　前作との大きな違いは粉末ソースから液体ソースに変わったということです。今まで以上に麺によく絡むということですので、一本ずつしっかりと味わえそうですね。

　お湯を入れて３分、しっかりと湯切りをしてから蓋を剥がし、液体ソースを入れて麺によく絡ませてから、最後に旨だしふりかけを満遍なくかければ完成です。

　早速、魚介とソースの良い風味が漂う麺を一口いただきます。ソース焼そばらしく酸味のある味わいがしっかりと麺に染みこんでいるのに加え魚介風味も楽しめます。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、思ったよりもベタつき感がなく麺のコシの良さというのを楽しむことができるのでとても美味しくいただけます。

　具は豚肉、キャベツ、紅ショウガ、青のりの４種類。豚肉はひき肉タイプで良い味付けがなされており、キャベツは甘さとシャキシャキ感を楽しむことができます。

　液体ソースになったことでムラのない味わいとなり今まで以上にソースの美味しさを楽しむことができる一品。鯖と鰹の節の風味によってより一層味わいがあります。

（焼そば その１６）

（焼そば　その１６）